しむにっき

#23 代替わり、そして3代目の誕生

初代あられの血を引いて、伊織もヴァンパイアではありますが…

ずっとヴァンパイアプレイというのも味気ない気がしてきたので、ヴァンパイア学スキルマスターのあられに「究極のヴァンパイア治療薬」を作って伊織に飲んでもらうことにしました。

ニンニク・トリカブト・ブラッドフルーツがそれぞれ10個もいるうえに、作るのに2500シムオリオンも必要というぼったくりドリンク

「作るよー」

とここまでは順調だったのですが、なぜかコマンドが終わっても完成したドリンクが表示されません。

バーの台を動かしてもなし、あられの所持品の中にもなし。

試しに他のドリンクを作ってみると完成されたものが台に置かれるのに、この治療薬だけは消えてしまいます。

バーテンダースキルをあげてみたり、リセットしてトライしてみたり、ゲームを再起動したり…と頑張ってみましたがどうにもならないので、やむを得ず伊織にはチートで人間に戻ってもらいました。

うーん、残念すぎます…できれば正規ルートでクリアしてほしかったなあ…

 

そんな伊織は、怒涛の勢いで昇進していきます。

結婚式の翌日はプロジェクトマネージャー(5段階目)に、

その翌日には、開発責任者(6段階目)にまでという、ハイスピード怒涛の大出世です。

あられなんてとんでもなく足踏みしているのに、伊織ってばすごすぎます。

で、この「開発責任者」になって「科学分野の優秀革新者賞」をもらいました。

サンタの奥においてある、ゴールドのオブジェクトがこの賞のオブジェクトです。

キャリア昇進でもらえる家具って感情に作用するものが多くて、かなり有用ですよね。

スキル上げが捗る捗る。

伊織に比べてだいぶ長いこと昇進できなかったあられですが、やっとこさ最終職位の「チャリティの神」(神?)に昇進することができました。

これで生涯の願望・キャリアのトップという目標達成となります。

「あーあ、つまらない仕事…」

せっかく昇進して、昇り詰めるとこまで上がったのに、本人は仕事への情熱を失って浮かない顔です。

とってもおめでたいことなんだよ、あられ!

というわけで、これからは二代目の伊織が大河家の当主となります。

年を取る普通のシムならそのまま家にいてもらってもいいですが、あられはヴァンパイア、彼女がいるとだいぶヌルゲーと化してしまうので引っ越してもらうことにしました。

いつでも遊びに来ていいからね、あられ!

そして…あられが引っ越した日の夜、ミキちゃんの陣痛が始まりました。

「うっ…なんだか…」

「痛い…」

「本当?!どうしよう!」

シムの世界の男性はいつだって陣痛の時はパニック

誰かゆっくり背中をさすってくれる落ち着いたシムはいないのだろうか。

そんなこんなで、3代目跡継ぎとなる子…女の子が産まれました!

名前は「うらら」に決定。

1代目あられ、2代目伊織、3代目うららと分かりやすいように、あいうえお順にしています。

「はじめまして、うらら! なんてかわいい子なの!」

出産した妻の横で、ベッドに座りスマホをいじる夫。だめだこりゃ。

念が通じたのか、スマホをいじるのをやめてミルクをあげる妻をじっと見ています。

少しずつでいいのでいいお父さんになってね、伊織。

初めての育児に二人とも四苦八苦している最中、ミキの母から電話がありました。

子どもを作ろうと思う…何回目でしょうか。

そして、娘が孫を産んだタイミングで子作りしようとは、このお母さんなかなかやるな。

うららが寝ている間に、伊織がフリーウィルで作ってくれたマカロニチーズ?を食べる二人。

あられ夫婦はかなり序盤から仲が悪かったので、こうして二人が揃ってご飯を食べつつお喋りをしているのを見るだけで心が温まります。

この二人なら、うららを立派なシムに育てることができるでしょう。