悲しみのすれ違い
風変りな美女ベッカを家に招待することにしました。
心の底から「俺の自慢の犬と猫に会いにこない?」と言って誘っている模様
街で一度会っただけなのに誘えちゃう純粋さ、怖いね。
放っておいてもお喋りが弾む弾む…
みるみる仲良くなることができました。
ミアちゃんへの気持ちはまだ吹っ切れないけど、友達を作って前に進めたらいいですね
その翌日、影人が出勤している時間帯に事件が起こりました。
なんと、ベッカが無断で家にやって来たのです!
しかも、溜まってた洗い物をしてくれたり
一度も掃除してないシンクを磨いてくれる始末
も、もしかして…付き合ってると勘違いしてる…?
文学少女だから、家に招かれた=付き合ってる、と思い込んでるとか…
家中ピカピカにしてくれた後、ベッカは帰っていきました。
まじで何のために来たんだ?そして、遊んだつもりはないぞ?
その翌日…
またベッカはやって来ました。しかも、ガラスからじぃーーーと中の様子を覗きながら…怖!
「影人!」
「あ、ベッカ、君もしかして俺の留守中家に来てた?」
「そうだけど、あのね…」
オ、オッケー……
親友ね!ああ親友!通い妻的ポジション狙いでなく、男女関係ない親友になりたかったってわけね!
親友になることはいいことだと思うので、迷わず了承
が、ベッカ…影人の周りをウロウロ…
ウロウロ……
後ろから謎の笑みを浮かべてじーーーっとこちらを見てきます。
ちょっと怖すぎないか!??
おっと……来た…
親友でジャブ打っておいて、本当はこういうことだったんですね…
ええと、この前知り合ったばかりだし、そういうのはまだ早いんじゃ…?
(ひどい、私は本気だったのに! 遊ばれたってこと!?)
影人は「ペースが速いから少し時間がほしいなあ」と思っていて
ベッカは当然ながら振られて辛い思い出ができてしまいました…。
ミアちゃんには完全に遊ばれましたが、今度は逆に影人が遊んだ感ですな…。
でもベッカは、振られて辛いときでもペットたちに優しいし、とってもいい子なんですよね…
ストーカー気質さえなければなあ…ねえ…
おねだりしたいもん
出勤前の朝、時間がないけどお腹が空いてポテチをムシャムシャしていると、ジャスティスが近づいてきました。
(ポップコーンが食べたい!)
(カップケーキでもいいよ!)
犬が食べたらよくないものばかりだなあ…
どうやら食べ物をおねだりしていたようです。
いくらおねだりされても、ポップコーンやカップケーキはあげませんからね!
仕方なく?ジャスティスはドックフードを食べることにしたようです
健康で長生きしてくださいね
何を考えているのか?
翌日、無断でやってきたベッカ、無断で人のベッドに潜り込み、恥ずかしさのためか叫んでます。
本当に自由+影人のことが大好きだなあ…
一通り叫んだ後、ベッドから起き上がり、遠くにいる影人に話しかけます
他の人のことを好きになっちゃったみたい…?????
お、おう…そうね、影人には何も言う権利ないしね、好きなようにしたらいいんじゃないかな…
というか、もしかしてベッカ、ちょっとメンヘラ気味なのでは…?
数日後、結局うまくいかなかったとの報告がありました。
うん、そう…なんともコメントしがたいけど、幸せになってねベッカ…