しむにっき

モーギン様と恋したい

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今日も今日として、魔法の国に入り浸ってマーギン様を付け回しています。

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賢者も忙しくマグル?の世界で働いていたりもしますが

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モーギン様は無職なので、いつでも遊んでくれます。

べ、べつに賢者なのでね、後進の育成に勤しんでいるのでね、無職といってもいわゆる無職とは違うから…。

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「ファバさん、いたずら魔法を教えてくれませんか」

魔法の国ですることはもはやルーチン化して、三賢者に呪文・薬を教えてもらい、市場に買い物に行き、決闘をしかけるなど平和な日々を送っています。

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はっ、これはもしかして、モーギン様とカップルになれる呪文…!?

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と思ったら、自分でないシム2人を相思相愛にさせる呪文でした。

ああ~正攻法ではなく、いつかモーギン様を魔法でメロメロにしてみたいものです…。

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というわけで作りました。並外れた誘惑者の薬。

これを飲むと魅力的なシムになって、相手を誘惑することができるようです!

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「うえっ、ほんとにこんなの効くの!?」

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でもほら、愛の力でマーギン様をメロメロにさせる気満々です。

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いざ

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「モーギン様の手って本当にすべすべですよね、ずっと触ってみたいと思ってて」

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「気安く触らないでもらえるかい?」

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かなり辛辣にフラれてしまいました…あの…魔法の意味って…………

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ショックすぎたのか、別の日になっても、モーギン様を素通りして本を抱えて歩いていってしまいました。

何やら本のことを考えているようです。

何持ってるの…

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えっ、めっちゃ面白そう…ハーレクイーン小説的な、古いけどトワイライト的な…

お姫様のように甘やかされるのがいつの時代の女子も大好きですよね…。

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座っても読み、

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喋りかけられて中断しても、立ってまで読んでいました。

もう現実は諦めて本の世界に行ってしまったんだと思います。それもそれでいいではありませんか!

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失恋をいやすため、魔法の書物を使い魔と一緒に探したり、

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魔法使いの特典で「粉好き」を取得して

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粉を吸収(これって吸収というんでしょうか…拾い食いのような…)したりと、魔法使いとしてのスキルをどんどん高めていきます。

 

しかし、片思いというのは切ないもので

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(あ、モーギン様だ…)

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好きな人を目で追ってしまったり……今日もモーギン様ってなんて素敵…

ん?この本見覚えあるような…

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………モーギン様も、愛読者だったのですね…。